本山の役割

大学生が春休み恒例の本部合宿を終えて帰ってきます。

私は,帰ってきた学生に,「どうだった?」「何がよかった?」と,しつこいぐらいに聞きます。

なぜならば,本部での体験は大なり小なりその後の修行に大きく影響するからです。

私が大学生の頃は,まず沢村一先生の技術力の高さでした。押小手を10回以上かけて頂いたのが今でも強烈に残っています。
そして井上弘先生の単独演武。一つ一つの動きの大きさ,蹴りの鋭さが圧巻でした。
その後,志村先生と藤井先生の組演武。押受投が強烈でした。

私は,現山形県連理事長の山川慶美先生に同じ質問をしたことがあります。山川先生は「久保先生かな~」とおっしゃっていました。

たぶん,人それぞれだと思いますが,多くの拳士の皆さんに聞くと,自分が理想とする(大)先輩方がいらっしゃると思います。

その「原風景」というか,理想とするイメージを持つことがとても大事だと思います。

地方の大学生が全国大会の同じ大学生で最優秀の演武が目標,にしてはいかがなものかと思います。

 

そういう意味で,やはり本部合宿は若い人たちにとっては,強烈な印象に残ることと思います。そういった記憶を留めてほしいなあと,大学拳法部監督としては思っています。

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