大学生の組演武

先日少林寺拳法山形県大会が行われました。
出場拳士がこれまでの修練の成果を発表できたと思います。
お疲れ様でした。

ところで,とあるわけがあり,大会後2025年の全日本少林寺拳法学生大会の上位入賞の演武をYou Tubeで見てびっくり。
やっている技がほぼ同じ。
ウチの学生もやってました。

昔から組演武は流行りはあるものの,ここまで一緒だと昨年の全国大会の動画をパクッたとしか思えません。
ここで私は「今の大学生はまさに今どきの子だなあ」と思いました。

時代はAIの時代。
大学ではいかに自力でレポートを書かせるか腐心しています。
でも,当の学生は自分で思考することの重要性を理解せず,AIにやらせて提出,ということが横行しています。


組演武の修練もそれと一緒で,基本諸法があり単独演武を行い,そして組演武,最後は運用法と修練の目的やつながりがあります。
解釈は先生によっていろいろあると思いますが,私の場合は組演武というのは,基本諸法や単独演武,法形などのどちらかというと形や動きを覚えた後,それを実際の動きの中でさらに円滑に使えるようにすることが主要な目的だと考えています。
また,組演武を行うには修練の時間を多く取ることになるので,運用法などで使う「自分の得意技」を組演武に入れることで,より習熟度を増すことができます。

しかし,他人が考えた組演武の構成を単に模倣すれば,技のつながり・連携,理にかった動き,不自然な動きではないかなどを自分で考えることはおそらくないでしょう。

これでは,何のために組演武を修練しているのか分かりません。
単に全国大会の上手い技を模倣して,大会でいい成績を出そうということだけが目的となってしまいます。

組演武の修練を行う意味を再度考え直し,組になった2人で自分たちなりの組演武を自分たちで考え,構成していってほしいと思います。

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